同じ釜の飯を食う
読み方
おなじ かま の めし を くう意味
同じ家、寮、職場、軍隊、学校などで生活を共にし、同じ食事をして過ごすこと。そこから、単に一緒にいたというだけでなく、苦楽を分かち合った仲間として強い親しみや連帯感があることを表す。由来
「釜」は米を炊く道具で、同じ釜で炊いた飯を食べることは、同じ場所で共同生活をすることを意味した。米を主食とする日本の生活文化から生まれた言い回し。成立時期や初出は不詳だが、近世以降の共同生活や奉公・寄宿・軍隊などの場で広まったと考えられる。備考
「食う」はややくだけた言い方だが、この慣用句では定型的に使われる。「同じ釜の飯を食べる」とも言うが、やや説明的な響きになる。例文
- 新人時代に同じ釜の飯を食った仲間とは、今でも何でも相談できる。
- 合宿で一か月間同じ釜の飯を食ったことで、チームの結束が強まった。
- 彼とは同期入社で、独身寮でも同じ釜の飯を食った仲だ。
- 同じ釜の飯を食った先輩だからこそ、厳しい助言もありがたく受け止められる。
- 昔、修業先で同じ釜の飯を食った職人たちが、今では全国で店を構えている。
類義語
- 寝食を共にする
- 苦楽を共にする
- 起居を共にする
- 同じ屋根の下で暮らす
対義語
- 赤の他人
- 袂を分かつ
- 水と油