合点がいかぬが銭は取る
読み方
がてん が いかぬ が ぜに は とる意味
物事の理屈や事情を十分に理解・説明できず、納得もいかないのに、報酬や料金だけはしっかり受け取ること。中身が伴わない仕事や、責任を果たさず利益だけ得ようとする態度を皮肉っていうことわざ。由来
「合点」は理解・納得すること、「銭」は金銭の意。理解できない、または説明できないのに金だけは取るという町人社会の皮肉から生まれた言い回しとされる。具体的な初出年は不詳だが、江戸時代ごろから用いられた俗諺と考えられる。備考
古風で皮肉の強い表現。日常会話ではやや珍しく、相手に直接使うと非難がきつく聞こえる。現代語では「納得できないが金は取る」と言い換えられる。例文
- 原因を説明できないのに調査費だけ請求するとは、合点がいかぬが銭は取るだ。
- 修理できなかったのに出張料を取られて、まさに合点がいかぬが銭は取るという気分だった。
- 彼は質問に答えられないのに高い授業料を求める。合点がいかぬが銭は取るとはこのことだ。
- 成果物は未完成なのに報酬だけ満額要求するなんて、合点がいかぬが銭は取るにもほどがある。
- 説明責任を果たさず手数料だけ取る業者には、合点がいかぬが銭は取るという批判が集まった。
類義語
- 取るものだけは取る
- 坊主丸儲け
- 濡れ手で粟
- 労せずして益を得る
対義語
- 働かざる者食うべからず
- 骨折り損のくたびれ儲け
- 只働き