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右の頬を打たれたら左の頬を向けよ

読み方

みぎ の ほお を うたれたら ひだり の ほお を むけよ

意味

相手から侮辱や攻撃を受けても、仕返しをせず、むしろ寛容に受け止めよという教え。暴力や怒りに暴力で応じない無抵抗・非報復の姿勢を表す。単に「我慢せよ」というより、憎しみの連鎖を断つ倫理的態度を示す言葉。

由来

新約聖書「マタイによる福音書」5章39節に由来する。イエス・キリストが山上の説教で「右の頬を打つ者には左の頬をも向けなさい」と説いた教えで、成立は1世紀ごろ。日本にはキリスト教伝来以後、聖書翻訳や説教を通じて広まった。

備考

キリスト教由来の聖句として知られる。日常では「仕返ししない寛容さ」の比喩に使うが、暴力や不正を容認する意味に誤用しないよう注意。

例文

  • 腹は立ったが、右の頬を打たれたら左の頬を向けよという気持ちで、言い返さなかった。
  • ネットでひどい批判を受けても、右の頬を打たれたら左の頬を向けよと考え、冷静に対応した。
  • 彼は部下の失礼な態度にも怒鳴らず、右の頬を打たれたら左の頬を向けよを実践しているようだった。
  • 右の頬を打たれたら左の頬を向けよとは言うが、不当な暴力まで黙って受け入れるべきではない。
  • 対立を深めないために、今回は右の頬を打たれたら左の頬を向けよの精神で、謝罪を受け入れた。

類義語

  • 汝の敵を愛せよ
  • 怨みに報いるに徳を以てす
  • 無抵抗主義
  • 寛容をもって報いる

対義語

  • やられたらやり返せ
  • 目には目を歯には歯を
  • 売り言葉に買い言葉
  • 倍返し

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