可愛くば五つ教えて三つ褒め二つ叱って良き人にせよ
読み方
かわいくば いつつ おしえて みっつ ほめ ふたつ しかって よき ひとに せよ意味
子供や部下など、本当に大切に思う相手を育てるには、ただ甘やかしたり叱ったりするのではなく、十分に教え、良い点を多く褒め、必要なときだけ適度に叱って導くべきだという教え。教育やしつけでは、教えることを土台に、褒めることと叱ることのバランスが大切だという意味。由来
作者・初出は不詳。五・七・五・七・七の短歌調で伝わる道歌・教訓歌の一種とされ、近世、特に江戸時代ごろから家庭訓・しつけの心得として広まったと考えられる。ただし、成立した正確な年や出典は確認されていない。備考
「五つ・三つ・二つ」は厳密な回数ではなく、教えることを基本に、叱るより多く褒めるという比率のたとえ。子育てのほか、人材育成にも使われる。例文
- 子育てでは、可愛くば五つ教えて三つ褒め二つ叱って良き人にせよ、という言葉を忘れないようにしている。
- 新人を指導するときは、ミスを責めるだけでなく、可愛くば五つ教えて三つ褒め二つ叱って良き人にせよの姿勢が大切だ。
- 祖母は、可愛くば五つ教えて三つ褒め二つ叱って良き人にせよと言って、私たちをよく励まし、時には厳しく叱った。
- 息子が約束を守れたときはしっかり褒め、危ないことをしたときだけ叱るようにしている。まさに可愛くば五つ教えて三つ褒め二つ叱って良き人にせよだ。
- 監督は選手の長所を認めたうえで課題を指摘し、可愛くば五つ教えて三つ褒め二つ叱って良き人にせよを実践している。
類義語
- 可愛い子には旅をさせよ
- 飴と鞭
- 愛の鞭
- 褒めて育てる
対義語
- 甘やかすだけのしつけ
- 叱るだけのしつけ
- 放任主義