口は重宝
読み方
くち は ちょうほう意味
口で言うだけなら、どんな立派なことでも簡単に言えるという意味。実行を伴わない約束・自慢・批評などを皮肉って、言葉だけで物事を済ませようとする態度を戒めるときに使う。由来
成立年・初出は不詳。「重宝」は便利で役に立つことを表し、費用も労力もかけずに何でも言えてしまう「口」の便利さを皮肉った俗諺。近世、少なくとも江戸時代以降の口承的な言い回しとして広まったと考えられる。備考
やや古風で、単独で使うより「口は重宝だから」の形で皮肉・戒めとして用いられることが多い。相手を直接責める響きがあるため注意。例文
- 「必ず来月までに完成させます」と言うだけなら簡単だが、口は重宝だから、まず作業計画を見せてほしい。
- 彼はいつも大きな夢を語るが、何一つ始めない。まさに口は重宝だ。
- 批判ばかりしている人に限って、自分では動かない。口は重宝というものだ。
- 「私ならすぐ売上を倍にできる」と彼は言ったが、口は重宝で、実際にはそんなに甘くない。
- 約束を重ねるより、一つでも実行して見せなさい。口は重宝と言われても仕方がないよ。
類義語
- 言うは易く行うは難し
- 口では大阪の城も建つ
- 口先三寸
- 口では何とでも言える
対義語
- 不言実行
- 有言実行
- 言行一致