口の利きようで敵も味方もできる
読み方
くち の ききよう で てき も みかた も できる意味
同じ内容でも、言い方や話す態度しだいで相手の受け止め方は大きく変わり、人を怒らせて敵にすることも、納得させて味方にすることもできるという意味。人間関係では言葉遣いが非常に大切だという教え。由来
正確な初出や成立年は不明。日本で古くから重んじられてきた「言葉遣いで人間関係が左右される」という処世訓から生まれたことわざと考えられる。近世以降、特に江戸時代ごろの口承的な教訓表現として広まった可能性があるが、確定した文献上の年代は不明。備考
日常会話やビジネスでよく使える教訓的表現。相手を操る意味ではなく、配慮ある言葉遣いの重要性を説くときに用いる。例文
- 同じ注意でも、あんなきつい言い方をしたら反発されるよ。口の利きようで敵も味方もできるんだから、もう少し穏やかに話しなさい。
- 取引先への謝罪では、事実を伝えるだけでなく言葉選びが大切だ。口の利きようで敵も味方もできるというように、誠意ある説明が信頼回復につながる。
- 彼は反対派の意見を頭ごなしに否定せず、丁寧に聞いたうえで説明した。まさに口の利きようで敵も味方もできるという例だ。
- 部下に改善点を伝えるときは、責める口調ではなく期待を込めて言うべきだ。口の利きようで敵も味方もできるからだ。
- SNSでは短い言葉でも誤解を招きやすい。口の利きようで敵も味方もできるのだから、投稿前に表現を見直したほうがいい。
類義語
- 物は言いよう
- 物も言いようで角が立つ
- 口は禍の門
- 口は災いの元
- 言葉一つで敵にも味方にもなる
対義語
- 沈黙は金
- 言わぬが花