口と財布は締めるが得
読み方
くち と さいふ は しめる が とく意味
余計なことを言わず、むだな出費をしないでいるほうが、失言によるトラブルや金銭的損失を避けられて、結局は得になるという戒め。口の軽さと財布の緩さをともに慎むべきだという意味。由来
「口を締める」は軽率な発言を控えること、「財布を締める」は支出を抑えることの比喩。この二つを並べ、沈黙と倹約を勧める庶民的な処世訓として広まった表現と考えられる。特定の故事や作者は伝わらず、初出年・成立時期は不明。備考
「口」は発言・秘密、「財布」は金銭管理の象徴。やや古風な言い回しなので、日常会話では意味を補うと通じやすい。例文
- 秘密保持が必要な会議では、口と財布は締めるが得と思って、余計な情報は話さなかった。
- 給料日だからといって気を大きくせず、口と財布は締めるが得で今月は外食を控えるつもりだ。
- 取引先の前で社内事情を漏らさず、接待費も使いすぎないのが大切だ。まさに口と財布は締めるが得である。
- SNSで愚痴を書きそうになったが、口と財布は締めるが得と思い直して投稿を消した。
- 彼は若いころの失敗から、軽々しく話さず浪費もしない、口と財布は締めるが得という態度を身につけた。
類義語
- 口は災いの元
- 口は禍の門
- 沈黙は金
- 言わぬが花
- 財布の紐を締める
- 倹約は身代の薬
対義語
- 宵越しの銭は持たぬ
- 言わねば腹ふくる