口あれば京へ上る
読み方
くち あれば きょう へ のぼる意味
口があって人に尋ねることができれば、遠い京へもたどり着けるという意味。知らないことや分からない道筋は、恥ずかしがらずに人に聞けば解決できる、という教え。由来
正確な初出年は不明。京都が都・文化の中心で、都へ行くことを「京へ上る」と言った時代の旅の経験に由来する。道案内を尋ねながら進めば遠い京にも着けるという発想から生まれ、近世(江戸時代ごろ)にはことわざとして広まっていたとされる。備考
「京へ上る」は都へ向かう古い言い方。現代ではやや古風だが、学習・仕事・旅行で「聞くことの大切さ」を諭す場面に使える。例文
- 初めての土地で道に迷ったが、口あれば京へ上ると思って、近くの人に駅までの行き方を尋ねた。
- 新人のうちは分からないことだらけだ。口あれば京へ上るというから、遠慮せず先輩に聞きなさい。
- 説明書を読んでも操作が分からなかったので、口あれば京へ上るで、サポート窓口に電話した。
- 一人旅で不安だったが、口あれば京へ上るというように、現地の人に聞きながら無事に目的地へ着いた。
- 知らないことを黙って抱え込むより、口あれば京へ上るで、まず質問してみるほうが早い。
類義語
- 聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥
- 問うは一旦の恥問わぬは末代の恥
- 聞けば聞き腹
- 旅は道連れ世は情け
対義語
- 聞かぬは一生の恥
- 独学孤陋
- 井の中の蛙大海を知らず