去る者は日々に疎し
読み方
さる もの は ひび に うとし意味
亡くなった人や遠く離れた人は、日がたつにつれて記憶や関心が薄れ、親しさも失われていくということ。人情の移ろいやすさ、距離や時間が人間関係を疎遠にすることを表す。由来
中国の古詩「去者日以疎、生者日已親」に由来する。これは後漢末ごろ(2世紀前後)成立とされる『古詩十九首』の一句で、のち梁代(6世紀)成立の『文選』に収められ、日本では漢籍の訓読を通じてことわざ化した。備考
やや文語的で硬い表現。「去る者」は去った人だけでなく、亡くなった人を指す場合もある。寂しさや無常感を含んで使われることが多い。例文
- 転勤して一年もたつと連絡が減り、去る者は日々に疎しだと感じた。
- あれほど慕われた先輩も、退職後は話題に上らなくなり、去る者は日々に疎しというものだ。
- 故郷を離れてから友人との付き合いが薄れ、去る者は日々に疎しを実感している。
- 祖父の思い出を忘れたくないが、忙しい毎日の中で、去る者は日々に疎しになってしまうのが悲しい。
- 人気アイドルも活動を休止すると、世間の関心は次第に薄れる。まさに去る者は日々に疎しだ。
類義語
- 去る者は日に疎し
- 去者日以疎し
- 遠くなれば薄くなる
- 人の噂も七十五日
- 遠ざかるほど忘れられる
対義語
- 去る者は追わず来る者は拒まず