危ないことは怪我のうち
読み方
あぶない こと は けが の うち意味
危険なことに近づいたり手を出したりすること自体が、すでに怪我をしたのと同じほど危うい、という意味。事故や損害が起きてから後悔しないよう、危ないことは初めから避けるべきだという戒め。由来
由来は特定されておらず、成立時期も不詳。庶民の生活経験から生まれた戒めのことばと考えられる。「危ないことをするのは、怪我をする範囲にすでに入っている」という発想を表した古い日本のことわざで、近世以降の諺集に見られる表現とされる。備考
実際に怪我をしたという意味ではなく、危険に近づくことへの強い戒め。日常の安全指導やリスク回避の文脈で使われる。例文
- 夜中に一人で立入禁止の山道へ入るなんて、危ないことは怪我のうちだよ。
- ヘルメットなしで工事現場に入ろうとする部下に、上司は「危ないことは怪我のうちだ」と注意した。
- 少し近道になるからと線路を横切るのはやめなさい。危ないことは怪我のうちだ。
- 投資でも、仕組みを理解しないまま大金を入れるのは危ないことは怪我のうちと言える。
- 子どもが川の増水を見に行こうとしたので、父は危ないことは怪我のうちだと言って止めた。
類義語
- 君子危うきに近寄らず
- 用心に怪我なし
- 転ばぬ先の杖
- 石橋を叩いて渡る
- 触らぬ神に祟りなし
対義語
- 虎穴に入らずんば虎子を得ず
- 危ない橋を渡る
- 当たって砕けろ