千人の指さす所病なくして死す
読み方
せんにん の ゆびさす ところ やまい なくして しす意味
多くの人から非難され、後ろ指をさされるようなことをすれば、病気でなくても精神的・社会的に追い詰められて破滅するという意味。世間の批判や大衆の非難は非常に恐ろしく、軽く見てはならないことを戒めることわざ。由来
古代中国のことわざに由来する。後漢の班固らが1世紀末〜2世紀初めに編纂した『漢書』王嘉伝に「千人所指、無病而死」と見えるのが典拠とされる。ただし、この諺そのものがいつ成立したかは不明。備考
文語的で硬い表現。日常会話より文章・演説・評論で使われる。単なる噂話ではなく、世間から強く非難される状況に用いる。例文
- 不正を隠し続けた結果、彼は世間から総攻撃を受けた。まさに千人の指さす所病なくして死すだ。
- 小さな嘘でも、多くの人を欺けば信用を失う。千人の指さす所病なくして死すという言葉を忘れてはいけない。
- あの企業は顧客を軽視した対応で批判を浴び、売上まで急落した。千人の指さす所病なくして死すとはこのことだ。
- 権力があるからといって横暴に振る舞えば、いずれ千人の指さす所病なくして死すことになる。
- ネット上の批判は時に過酷だが、千人の指さす所病なくして死すと言うように、社会的な非難の力は侮れない。
類義語
- 千夫の指さす所、病なくして死す
- 千人の指す所病なくして死す
- 千夫所指
- 衆口金を鑠かす
- 人の口に戸は立てられぬ
対義語
- 一人の誉れは衆人の謗りに勝る
- 世間の口に戸は立てられぬ