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医者と坊主は古い方がよい

読み方

いしゃ と ぼうず は ふるい ほう が よい

意味

医者や僧侶のように人の生命・苦悩・死に深く関わる職業では、若さや新しさよりも、長年の経験を積んだ人のほうが信頼できる、という意味。一般に、経験の蓄積が判断力や安心感につながることをいう。

由来

成立時期・初出は未詳。近世、特に江戸時代ごろの庶民生活の中で広まった俗諺と考えられる。医療が経験に大きく依存し、僧侶も葬儀・法要・相談役として人生経験が重んじられたことから、「古い方」、つまり年功や経験のある者をよいとする表現になった。

備考

「古い」は物が古びている意味ではなく、年功・経験があること。現代では年齢だけで能力を決めつける表現として受け取られないよう注意。

例文

  • 手術の説明を聞いて、母は「医者と坊主は古い方がよいと言うし、経験豊富な先生で安心だ」と言った。
  • 若い担当者も優秀だが、この難しい案件では医者と坊主は古い方がよいという面もある。
  • 祖父は住職に相談して、「やはり医者と坊主は古い方がよいな」と感心していた。
  • 新人医師を軽んじるつもりはないが、長年の勘が必要な場面では医者と坊主は古い方がよいと思う。
  • その会社では、危機対応の助言役にベテランを置き、医者と坊主は古い方がよいという考えを大切にしている。

類義語

  • 亀の甲より年の功
  • 老馬の智
  • 医者と味噌は古いほどよい
  • 医者と坊主は年寄りがよい

対義語

  • 畳と女房は新しい方がよい
  • 新進気鋭
  • 後生畏るべし

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