労多くして功少なし
読み方
ろう おおくして こう すくなし意味
苦労や手間は非常に多いのに、それに見合う成果・利益・功績が少ないこと。努力の量に対して得られる結果が小さく、割に合わない状況をいう。由来
「労」は骨折り・苦労、「功」は成果・手柄の意。中国古典に見える「労して功なし」「事倍功半」などの発想と同系で、日本では漢文訓読調のことわざとして定着した。正確な初出年代は不明だが、近世以降のことわざ・辞書類に見られる表現とされる。備考
やや文語的・格言調の表現。「功」は「成功」よりも成果・手柄の意味。人の努力を評する際は、失礼にならないよう配慮が必要。例文
- この手作業の集計は、時間ばかりかかって結果の差がほとんどなく、まさに労多くして功少なしだ。
- 古い制度を少し直すために何十回も会議を開いたが、改善はわずかで、労多くして功少なしだった。
- 利益の少ない案件に人員を割きすぎると、労多くして功少なしになってしまう。
- あの勉強法はノート作りに時間を取られるだけで点数に結びつかず、労多くして功少なしだと思う。
- 畑を広げたものの収穫量はほとんど増えず、今年の試みは労多くして功少なしに終わった。
類義語
- 骨折り損のくたびれ儲け
- 労して功なし
- 事倍功半
- 徒労に終わる
- 割に合わない
対義語
- 労少なくして功多し
- 事半功倍
- 一石二鳥
- 濡れ手で粟