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分別過ぎれば愚に返る

読み方

ふんべつ すぎれば ぐ に かえる

意味

物事をよく考えて判断することは大切だが、あまりに考え過ぎたり小賢しく計算し過ぎたりすると、かえって本質を見失い、愚かな結果になるということ。思慮や分別も度を越せば逆効果になる、という戒め。

由来

成立年代・出典は不詳。「分別」は仏教語・漢語に由来し、物事を区別して判断する知恵をいう。近世以降の教訓的なことわざとして広まり、過度の思案や小賢しい判断がかえって愚につながることを説いた表現と考えられる。

備考

「分別」は「ぶんべつ」ではなく、思慮・判断力の意味では「ふんべつ」と読む。やや古風で書き言葉・教訓的な文脈に向く。

例文

  • 会議で細部ばかり気にして決断できないのは、分別過ぎれば愚に返るというものだ。
  • 安全策を重ねすぎて好機を逃した。まさに分別過ぎれば愚に返るだね。
  • 彼は損得を計算しすぎて友人の信頼を失った。分別過ぎれば愚に返るとはこのことだ。
  • 進路選びで悩むのは当然だが、考えすぎて何も動けないなら分別過ぎれば愚に返る。
  • リスク分析は必要だが、分別過ぎれば愚に返るで、最後は実行する勇気も大切だ。

類義語

  • 過ぎたるは猶及ばざるが如し
  • 小利口は大馬鹿
  • 策士策に溺れる
  • 考え過ぎはよくない
  • 下手の考え休むに似たり

対義語

  • 思慮深い
  • 念には念を入れよ
  • 転ばぬ先の杖
  • 石橋を叩いて渡る

このことわざに含まれる漢字

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