出家の念仏嫌い
読み方
しゅっけ の ねんぶつぎらい意味
出家した僧でありながら念仏を嫌うという矛盾から、ある職業・立場・役目にある人が、本来当然するはずのことや、その立場にふさわしい事柄を嫌ったり避けたりすることのたとえ。役割と性向・行動が合っていない場合にいう。由来
成立時期は不詳。仏教で俗世を離れて僧となる「出家」と、阿弥陀仏の名を唱える信仰行為である「念仏」を組み合わせた表現。僧なら念仏に親しむはずなのに、それを嫌うという不自然さ・矛盾をたとえにしたことわざ。備考
やや古風で比喩的な表現。相手の職業や立場をからかう響きがあるため、目上の人や公的な場では言い換えたほうが無難。例文
- 料理研究家なのに台所に立つのが嫌いだなんて、まるで出家の念仏嫌いだ。
- 人事部長が人と話すのを極端に避けるのは、出家の念仏嫌いと言われても仕方がない。
- 本屋の店主が読書嫌いとは、出家の念仏嫌いのようで客も驚いていた。
- 先生が勉強の話を嫌がるのでは、出家の念仏嫌いになってしまう。
- 広報担当なのに発信するのが苦手だという彼は、出家の念仏嫌いを地で行く存在だ。
類義語
- 坊主の不信心
- 医者の不養生
- 紺屋の白袴
- 鍛冶屋の竹火箸
対義語
- 餅は餅屋
- 適材適所
- 好きこそ物の上手なれ