内弁慶外地蔵
読み方
うちべんけい そとじぞう意味
家庭や身内の前では強気で威張ったり大きなことを言ったりするのに、外へ出て他人や社会の中では急におとなしく、意見も言えない人のこと。内輪では弁慶のように勇ましく、外では地蔵のように黙って動かない様子を皮肉っていう。由来
成立年・初出は不詳。源義経の家来として知られる武蔵坊弁慶の豪胆で強いイメージと、路傍に立って静かに動かない地蔵の姿を対比させた表現。近世以降に広まった「内弁慶」という言い方に、「外地蔵」を添えて対句化したものと考えられる。備考
やや批判的・皮肉な表現。本人に直接言うと失礼になりやすい。「内弁慶」だけでも同じ趣旨でよく使われる。例文
- 弟は家では親に口答えばかりしているのに、学校では何も言えない内弁慶外地蔵だ。
- 会議では黙っているのに、あとで身内だけになると文句を言うなんて、まさに内弁慶外地蔵だよ。
- 彼はSNSの非公開グループでは威勢がいいが、実際に相手を前にすると内弁慶外地蔵になってしまう。
- 子どものころの私は内弁慶外地蔵で、家ではよくしゃべるのに、知らない人の前では固まっていた。
- 部下には強く言うのに、取引先の前では急に黙る上司を見て、内弁慶外地蔵という言葉を思い出した。
類義語
- 内弁慶
- 陰弁慶
- 家では虎、外では鼠
- 内では大将、外では小心
対義語
- 外弁慶
- 内地蔵外弁慶
- 外では強く家ではおとなしい