内の烏外の鷹
読み方
うち の からす そと の たか意味
自分の身内・自分の側にある人や物はつまらない烏のように見え、外部の人や物は立派な鷹のように見える、ということ。身近なものを過小評価し、よそのものを過大評価してしまう心理を戒めることわざ。由来
正確な初出・成立年は不明。鷹狩で珍重され、勇猛で価値ある鳥とされた「鷹」と、身近でありふれた鳥と見られがちな「烏」を対比し、内のものを低く、外のものを高く見る人情を表した。近世以降の口承のことわざと考えられる。備考
やや古風な表現。日常会話では「隣の芝生は青い」のほうが通じやすい。人や物を見下す語感があるため、批判的文脈で使われることが多い。例文
- 海外ブランドばかりありがたがって国産品を見下すのは、内の烏外の鷹というものだ。
- 自社の若手を育てず、外部の有名人だけを高く評価する社長には、内の烏外の鷹の傾向がある。
- 地元の景色は退屈だと思っていたが、観光客に褒められて、内の烏外の鷹だったと気づいた。
- 隣の学校の先生ばかりうらやむ前に、自分の学校の先生の良さも見よう。内の烏外の鷹になってはいけない。
- 家では冴えないと言われる兄が、会社では頼りにされているらしい。まさに内の烏外の鷹だ。
類義語
- 隣の芝生は青い
- 隣の花は赤い
- 他人の飯は白い
- 内の米の飯より隣の麦飯
対義語
- 手前味噌
- 親の欲目
- 我田引水
- 身びいき