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入るを量りて出ずるを為す

読み方

いる を はかりて いずる を なす

意味

収入がどれだけあるかをよく見積もったうえで、それに見合う範囲で支出を決めるべきだという教え。家計や財政では、先に使いたい額を決めるのではなく、入ってくる金額を基準にして無理なくやりくりせよ、という意味。

由来

中国の儒教経典『礼記』「王制」にある「量入以為出(入るを量りて以て出ずるを為す)」に由来する故事成語。『礼記』は戦国末期から前漢期にかけて成立・整理された礼制文献で、現在伝わる形はおおむね前1世紀ごろ(漢代)に編纂されたとされる。日本への正確な伝来時期は不明だが、漢文訓読を通じて、国家財政や家計管理の戒めとして用いられるようになった。

備考

漢文訓読調の硬い表現。日常会話より文章・講話・財政論で用いられる。「入るを量りて出ずるを制す」の形もよく見られる。

例文

  • 家計を立て直すなら、「入るを量りて出ずるを為す」で、まず毎月の収入を正確に把握しよう。
  • ボーナスを当てにして高額な買い物をするより、入るを量りて出ずるを為す姿勢が大切だ。
  • 社長は新年度の予算会議で、今年は入るを量りて出ずるを為すべきだと幹部に説いた。
  • 奨学金とアルバイト代で暮らす学生生活では、入るを量りて出ずるを為す知恵が必要になる。
  • 景気の先行きが読めない今こそ、自治体にも入るを量りて出ずるを為す財政運営が求められる。

類義語

  • 入るを量りて出ずるを制す
  • 量入制出
  • 量入為出
  • 分相応に暮らす
  • 身の丈に合った暮らしをする
  • 収入に応じて支出を決める

対義語

  • 湯水のように使う
  • 宵越しの銭は持たぬ
  • 後先考えずに使う
  • あればあるだけ使う

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