兎の登り坂
読み方
うさぎ の のぼりざか意味
兎は後ろ足が長く前足が短いため坂を登るのが得意だとされることから、条件が合って物事が順調に進むこと、または自分の得意な場面で力を十分に発揮することをいう。勢いに乗って好調に進む様子にも使う。由来
成立時期・初出年は未詳(時代不明)。兎の後ろ足が長く、上り坂では勢いよく進めるという観察に基づくたとえから生まれた。古くから日本語の俗諺として伝わり、辞書では「兎の上り坂」とも表記される。備考
「兎の上り坂」とも書く。日常会話ではやや古風で、文章・解説・ビジネス比喩で使われやすい。単なる成功より「得意分野・好条件で勢いづく」点が中心。例文
- 新しい部署は彼の専門分野なので、まさに兎の登り坂で成果を上げている。
- 得意な英語交渉を任されてから、彼女の仕事ぶりは兎の登り坂だ。
- 地元での選挙戦は知名度が高い候補者にとって兎の登り坂だった。
- 景気の追い風もあり、その会社の新事業は兎の登り坂に進んだ。
- 数学が好きな息子は、難しい問題集になるほど兎の登り坂のように集中する。
類義語
- 水を得た魚
- 得手に帆を揚げる
- 順風満帆
- 追い風に帆を上げる
- 鬼に金棒
対義語
- 河童の陸上がり
- 木から落ちた猿
- 水を離れた魚
- 不得手に苦しむ