兎の昼寝
読み方
うさぎ の ひるね意味
自分の力や有利な状況を過信して油断し、怠けたり手を抜いたりした結果、思わぬ失敗や敗北を招くことのたとえ。順調なときほど気を緩めてはならない、という戒めとして使われる。由来
イソップ寓話「兎と亀」に由来する。足の速い兎が亀との競走で大きく先行し、途中で昼寝をしたために負けた話から生まれた表現。寓話自体は古代ギリシア(紀元前6世紀ごろとされる)にさかのぼり、日本には『伊曾保物語』(文禄2年・1593年刊)などを通じて広まった。表現「兎の昼寝」としての成立時期は不詳。備考
兎の習性を述べる言葉ではなく、寓話の兎の失敗を踏まえた比喩。日常会話より文章・教訓的な文脈で使われやすい。例文
- 試験を甘く見て前日に遊んでいたら不合格になり、まさに兎の昼寝だった。
- 前半で三点もリードしていたのに、気を抜いて逆転負けしたのは兎の昼寝そのものだ。
- 業界トップだからと新製品の開発を怠れば、兎の昼寝で後発企業に追い抜かれる。
- 経験者だから大丈夫だと準備を省いた結果、新人に負けてしまい、兎の昼寝になった。
- 順調なときほど、兎の昼寝にならないよう最後まで緊張感を持って取り組もう。
類義語
- 油断大敵
- 慢心は身を滅ぼす
- 驕れる者久しからず
- 高を括る
対義語
- 石橋を叩いて渡る
- 念には念を入れよ
- 勝って兜の緒を締めよ