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信なくば立たず

読み方

しん なくば たたず

意味

人や組織、政治などは、信頼・信用がなければ成り立たず、長く存続することもできないという意味。制度や力、利益があっても、人々の信頼を失えば基盤が崩れる、という戒めとして用いられる。

由来

中国の古典『論語』顔淵篇の「民無信不立」に由来する。孔子が政治に必要なものとして食糧・軍備・人民の信頼を挙げ、最後まで捨ててはならないものは信頼だと説いた章句である。孔子の時代は紀元前6〜5世紀、現存する『論語』の編纂時期は戦国時代ごろとされる。

備考

硬めの表現で、政治・経営・教育など公的な場面に向く。原典に近い形として「民信なくば立たず」も用いられる。個人間にも使えるが、やや格言調。

例文

  • 不正会計が発覚して取引先が離れた。まさに信なくば立たずで、会社の信用回復が最優先だ。
  • どれほど立派な公約を掲げても、説明責任を果たさなければ信なくば立たずで支持は得られない。
  • 友人関係でも小さな約束を守ることが大切だ。信なくば立たずというように、信頼は一度失うと戻りにくい。
  • 医療機関は技術だけでなく患者との信頼関係が不可欠だ。信なくば立たずを肝に銘じたい。
  • 新しいチームをまとめるには、まず上司が誠実に行動すべきだ。信なくば立たずで、命令だけでは人は動かない。

類義語

  • 民信なくば立たず
  • 信は万事の本
  • 信用は無形の財産
  • 信用は資本なり

対義語

  • 嘘も方便
  • 勝てば官軍

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