似合い似合いの釜の蓋
読み方
にあい にあい の かま の ふた意味
どんな人にも、その人にふさわしい相手や釣り合う配偶者がいるものだというたとえ。特に、性格・境遇・欠点などが似ている者同士が、自然に一組になることをいう。多くは夫婦や男女の縁について使われる。由来
正確な初出年は不明。釜と蓋は形や大きさが合ってこそ役に立つ身近な生活道具であることから、人にもそれぞれ釣り合う相手がいる、という比喩として生まれた。近世、少なくとも江戸時代ごろには俗諺として広まったと考えられる。備考
やや古風な表現。相手を「その程度に釣り合う」と見る響きがあり、目上の人や当人に向けて使うと失礼になることがある。例文
- あの二人は趣味も金銭感覚もそっくりで、まさに似合い似合いの釜の蓋だ。
- 周囲は反対したが、本人たちにとっては似合い似合いの釜の蓋で、今も仲よく暮らしている。
- 彼の頑固さを笑って受け止められる彼女を見ると、似合い似合いの釜の蓋という言葉が浮かぶ。
- 欠点まで似ている夫婦だが、似合い似合いの釜の蓋で、互いに居心地がいいらしい。
- 完璧な相手を探すより、似合い似合いの釜の蓋で、自分に合う人を大切にしたほうがいい。
類義語
- 破れ鍋に綴じ蓋
- 割れ鍋に綴じ蓋
- 蓼食う虫も好き好き
- 似た者夫婦
対義語
- 高嶺の花
- 月とすっぽん
- 提灯に釣鐘
- 釣り合わぬは不縁のもと