伊達の薄着
読み方
だて の うすぎ意味
寒い時でも、見た目のよさや粋なおしゃれを優先して薄着をすること。転じて、体に無理をしてでも見栄や格好よさを保とうとする態度をいう。少し皮肉やからかいを含んで使われることが多い。由来
「伊達」は、派手で粋な身なりや振る舞いを表す語。語源には、安土桃山末期から江戸初期(慶長年間ごろ、1596〜1615年)の伊達政宗や伊達家の武士の華美な装いに由来するという説があるが、確定はしていない。「伊達の薄着」は江戸時代には、寒さをこらえてしゃれた薄着をすることを指す言い方として広まったとされる。備考
現代では「おしゃれのための我慢」を軽くからかう言い方として使われる。相手を責めるより、親しい間柄で冗談めかして使うことが多い。例文
- 雪がちらついているのにコートを着ないなんて、まさに伊達の薄着だね。
- 彼女は新しいワンピースを見せたい一心で、真冬でも伊達の薄着をして出かけた。
- 伊達の薄着もいいけれど、風邪をひいたら元も子もないよ。
- 成人式の日、彼はスーツ姿を崩したくなくて、伊達の薄着で寒さに震えていた。
- 若いころは伊達の薄着で平気な顔をしていたが、今は防寒第一だ。
類義語
- おしゃれは我慢
- 見栄を張る
- 痩せ我慢
- 粋が身を食う
- 伊達や酔狂
対義語
- 実用本位
- 質実剛健
- 暖かさ優先
- 見た目より実用