伊勢へ七度熊野へ三度
読み方
いせ へ ななたび くまの へ さんど意味
伊勢神宮には七度、熊野三山には三度も参詣するという意味から、たいへん信心深いことをいう。転じて、寺社巡りや旅を好み、同じ場所にも何度も足を運ぶほど熱心であることのたとえとしても使われる。由来
伊勢神宮と熊野三山という代表的な霊地へ、何度も参詣する習俗に由来する。熊野詣は平安後期〜鎌倉時代に貴族や武士の間で盛んになり、伊勢参りは中世以降、特に江戸時代(17〜19世紀)に庶民へ広がった。成句としての正確な成立年は不明だが、近世の巡礼文化の中で広まった言い回しとされる。備考
やや古風な表現で、現代の日常会話では多用されない。七度・三度は必ずしも実数ではなく、「何度も熱心に」という誇張として使われることが多い。例文
- 祖母は伊勢へ七度熊野へ三度というほど信心深く、今年も伊勢神宮へお参りに行くと言っている。
- 休日のたびに寺社を巡る彼には、伊勢へ七度熊野へ三度という言葉がぴったりだ。
- 昔の人は伊勢へ七度熊野へ三度と唱え、遠い道のりを苦にせず参詣した。
- 父は定年後、伊勢へ七度熊野へ三度の勢いで全国の霊場を旅している。
- 一度参拝して満足するどころか、彼女は伊勢へ七度熊野へ三度とばかりに同じ神社へ何度も足を運ぶ。
類義語
- 伊勢に七度熊野に三度
- 伊勢へ七度熊野へ三度愛宕様へは月参り
- 信心深い
- 寺社参詣好き
- 巡礼好き
対義語
- 不信心
- 出不精