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任重くして道遠し

読み方

にん おもくして みち とおし

意味

担っている責任や使命が非常に重く、その達成までの道のりも長く困難であるという意味。大きな目標や公的な役目を果たすには、長い時間と強い意志、忍耐が必要だという戒めとして用いられる。

由来

中国の古典『論語』泰伯篇にある曾子の言葉「士不可以不弘毅、任重而道遠」に由来する。『論語』は戦国時代ごろ、紀元前5〜前3世紀に成立したとされ、日本では漢籍の訓読を通じて「任重くして道遠し」と読まれ、格言として広まった。

備考

やや硬い漢文調の表現で、政治・教育・経営・研究など重い責任を伴う場面に適する。日常会話では少し改まった響きがある。

例文

  • 被災地の復興は進んでいるが、任重くして道遠しで、長期的な支援が欠かせない。
  • 新社長は就任の挨拶で、経営再建は任重くして道遠しだが全力を尽くすと語った。
  • 医療制度の改革は、任重くして道遠しという言葉のとおり、一朝一夕には成し遂げられない。
  • 研究成果は少しずつ出ているものの、難病の治療法確立には任重くして道遠しの感がある。
  • 若い教師は、子どもたちの未来を預かる仕事は任重くして道遠しだと胸に刻んだ。

類義語

  • 任重道遠
  • 道遠くして任重し
  • 前途遼遠
  • 前途多難
  • 道のりは長い
  • 重責を担う

対義語

  • 朝飯前
  • 楽勝
  • 容易い道のり
  • 荷が軽い

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