仲人口は半分に聞け
読み方
なこうどぐち は はんぶん に きけ意味
結婚の仲人は縁談をまとめるために、相手の長所を大げさに言ったり短所を隠したりしがちなので、その話をそのまま信じず、半分くらいに割り引いて聞くべきだという意味。転じて、利害関係のある人の紹介や勧めは慎重に受け取れという戒め。由来
伝統的な見合い婚・仲人制度から生まれたことわざ。仲人は両家の間を取り持ち、縁談を成立させる役目を負ったため、相手をよく見せる言い方をすることが多かった。その経験則が「仲人口」として表現された。成立時期や初出年は不明だが、仲人を介した婚姻が一般的だった江戸時代後期から明治時代ごろに広まったと考えられる。備考
本来は縁談に関することわざだが、現在は紹介者・推薦者・営業担当など、利害をもつ人の言葉を割り引いて聞く場面にも使われる。やや古風な表現。例文
- 相手の家柄や収入を仲人が褒めちぎっていたが、祖母は「仲人口は半分に聞け」と忠告した。
- 結婚相談所の紹介文があまりに理想的だったので、彼女は仲人口は半分に聞けと思い、実際に会って確かめることにした。
- 友人の紹介だから安心だと思っていたが、仲人口は半分に聞けで、条件は自分で確認したほうがいい。
- 上司はその候補者を絶賛していたが、推薦者の立場もあるから、仲人口は半分に聞けという気持ちで面接に臨んだ。
- 営業担当の説明は魅力的だったが、仲人口は半分に聞けというように、契約前に口コミや仕様書も調べた。
類義語
- 話半分に聞く
- 眉に唾をつける
- 売り手の言うことは割り引いて聞け
- 仲人の言葉半分