仏千人神千人
読み方
ほとけ せんにん かみ せんにん意味
世の中には、仏や神のように情け深く親切な人がたくさんいる、という意味。困っても必ず助けてくれる人はいるので、世間を悪くばかり見たり悲観したりするな、という励ましに用いられる。由来
初出年は不明。神仏習合の社会で、慈悲の「仏」と救いの「神」を善人・援助者の象徴として並べ、「千人」で非常に多いことを表した口承のことわざ。成立時期は確定できないが、近世、特に江戸時代ごろから俗語・ことわざとして伝わったと考えられる。備考
表記は「仏千人、神千人」と読点を入れることも多い。やや古風で、現代では「渡る世間に鬼はない」の方が一般的。宗教的主張ではなく励ましの言葉。例文
- 旅先で財布をなくして途方に暮れていたら、見知らぬ人が警察まで付き添ってくれた。仏千人神千人とはこのことだ。
- 一人で悩みを抱え込まないで。仏千人神千人というように、相談すれば力になってくれる人はきっといる。
- 被災地に全国から支援物資が届き、住民たちは仏千人神千人の思いで涙を流した。
- 就職活動がうまくいかず落ち込んでいた彼に、先輩は『仏千人神千人だから、あきらめずに人を頼りなさい』と励ました。
- 引っ越しの日、近所の人たちまで荷物運びを手伝ってくれて、世の中は仏千人神千人だと感じた。
類義語
- 渡る世間に鬼はない
- 捨てる神あれば拾う神あり
- 旅は道連れ世は情け
- 地獄で仏
対義語
- 人を見たら泥棒と思え
- 渡る世間は鬼ばかり
- 神も仏もない