今泣いた烏がもう笑う
読み方
いま ないた からす が もう わらう意味
さっきまで泣いていた子どもなどが、すぐに機嫌を直して笑い出すことのたとえ。感情の変化が早いこと、特に幼い子どもの涙や不機嫌が長続きしない様子を、少しおかしみや親しみを込めていう。由来
烏は本来「鳴く」ものだが、「泣く」と音が同じであることから、泣いていた存在を烏に見立てて擬人化した表現。成立年・初出は未詳。江戸時代以降の口承的な言い回しとして広まったと考えられるが、確かな年代は不明。備考
主に子どもの機嫌の早変わりに使う。親しみや軽いからかいを含むため、大人に使うと子ども扱い・失礼に聞こえることがある。「烏」は「鴉」とも書く。例文
- さっきまで転んで大泣きしていた息子が、アイスをもらった途端に笑い出した。今泣いた烏がもう笑うとはこのことだ。
- けんかで泣いていた妹は、友だちが謝るとすぐに遊び始めた。まさに今泣いた烏がもう笑うだ。
- 母は私の涙を拭きながら、「今泣いた烏がもう笑うね」と言って笑った。
- 園児たちは先生が紙芝居を始めると、今泣いた烏がもう笑うように一斉に笑顔になった。
- 叱られてしょんぼりしていた弟が、褒められた途端に得意顔になったので、祖母が「今泣いた烏がもう笑うだね」と言った。
類義語
- 泣いた烏がもう笑う
- 今泣いた烏がもう笑った
- 泣いた子がもう笑う
- すぐ機嫌を直す
- 感情の切り替えが早い
対義語
- いつまでも泣き暮らす
- 気持ちを引きずる
- 尾を引く
- 根に持つ