人食い馬にも合い口
読み方
ひとくいうま にも あいくち意味
どんなに荒々しく扱いにくい人や物事でも、性格ややり方が合う相手・扱い手がいるということ。周囲が手を焼く相手でも、相性のよい人ならうまく付き合ったり、うまく扱ったりできるというたとえ。由来
「人食い馬」は人にかみつくほど気性の荒い馬、「合い口」は相性や気質が合うことをいう。手に負えない暴れ馬でも、乗り手や扱い手によっては従うことがあるという経験から、人間関係の相性をたとえたもの。成立年・初出文献は不詳。古くからの口承的なことわざとされるが、正確な時代は未詳。備考
やや古風な表現。相手を「人食い馬」にたとえるため、本人に直接言うと失礼になりやすい。日常では「相性がある」「扱い方しだい」と言い換えることも多い。例文
- あの気難しい部長を皆が恐れているが、田中さんだけは平気で相談している。人食い馬にも合い口だ。
- 反抗的な生徒でも、あの先生の前では素直に話すのだから、人食い馬にも合い口というものだ。
- 扱いにくい取引先だと思っていたが、佐藤さんが担当したら急に話が進んだ。まさに人食い馬にも合い口だね。
- あの荒っぽい職人には、昔から癖を知っている親方をつけたほうがいい。人食い馬にも合い口がある。
- 誰も近づけなかった保護犬が、祖母にはしっぽを振るようになった。人食い馬にも合い口とはこのことだ。
類義語
- 破れ鍋に綴じ蓋
- 割れ鍋に綴じ蓋
- 蓼食う虫も好き好き
- 馬が合う
対義語
- 犬猿の仲
- 水と油
- 馬が合わない
- 反りが合わない
- 肌が合わない