人使うは使わるる
読み方
ひと つかう は つかわるる意味
人に仕事をさせる、部下や使用人を動かすということは、ただ命令して楽をすることではなく、相手の能力や都合に気を配り、指示・確認・後始末などの苦労を負うことでもある、という意味。人を使う立場の者も、結局は人に使われるように骨を折るものだという戒め。由来
由来・初出の年代は不明。人を雇い、奉公人や職人に仕事をさせる日常経験から生まれた処世訓と考えられる。「使わるる」は古語・文語の受身形で、現代語では「使われる」。近世以前から伝わる言い回しとされるが、特定の故事に基づくものではない。備考
「使わるる」は文語的で古風な表現。現代では「人を使うは使われる」と言い換えると分かりやすい。人を動かす立場の苦労を説く場面で使う。例文
- 部下に任せれば楽になると思っていたが、調整や確認に追われ、「人使うは使わるる」だと実感した。
- 店長になってシフトを組むようになり、人使うは使わるるという言葉の重みが分かった。
- 子どもに手伝わせるつもりが、説明と後片づけでかえって忙しくなり、人使うは使わるるだと思った。
- 外注先を増やしたら管理の手間も増えた。まさに人使うは使わるるである。
- リーダーは命令するだけの役ではない。人使うは使わるるで、誰よりも気を配らなければならない。
類義語
- 人を使うは苦を使う
- 人を使うは使われる