人を怨むより身を怨め
読み方
ひとを うらむより みを うらめ意味
失敗や不幸を他人のせいにして恨む前に、まず自分自身の行いや判断に原因がなかったか反省せよ、という戒め。責任を外に求めず、自分の非を省みる姿勢の大切さをいう。由来
正確な成立年代は不明。江戸期のことわざ集や教訓的表現に見られる類の俗諺で、仏教・儒教的な自己反省の倫理観を背景に広まったと考えられる。「怨む」は他人を恨む意で、「身」は自分自身を指す。備考
やや古風で教訓的な言い方。「恨む」表記も見られるが、ことわざとしては「怨む」と書かれることが多い。強く言うと相手を責める響きがある。例文
- 昇進できなかったからと上司を責める前に、人を怨むより身を怨めで、自分の努力不足を振り返るべきだ。
- 試験に落ちたのを先生のせいにしているが、人を怨むより身を怨め、勉強時間が足りなかったのではないか。
- 契約を逃したのは相手が悪いと言うより、人を怨むより身を怨めで、準備不足を認める必要がある。
- 友人関係がこじれたときこそ、人を怨むより身を怨めと思って、自分の言い方を反省した。
- 失敗の原因を部下だけに押しつけるのはよくない。人を怨むより身を怨めというように、管理する側にも責任がある。
類義語
- 身から出た錆
- 自業自得
- 因果応報
- 蒔かぬ種は生えぬ
- 我が身をつねって人の痛さを知れ
対義語
- 責任転嫁
- 人のせいにする
- 我が事を棚に上げる