人は落ち目が大事
読み方
ひと は おちめ が だいじ意味
人の真価や将来は、勢いが衰えたり不運に見舞われたりした時の態度・行動で決まるということ。調子のよい時より、落ち目になった時こそ腐らず、誠実に振る舞い、信用を失わないことが大切だという教え。由来
「落ち目」は、運や勢いが衰えて下り坂になる時期を表す語。好調な時よりも不遇・衰退の時の身の処し方が重要だという生活上の経験則から生まれた人生訓で、特定の故事に基づくものではない。成立年・初出は不詳(近世以降の口承的な諺とみられる)。備考
説教調になりやすいので、相手を励ます時は「今こそ大事だね」など柔らかく言うとよい。成功者の衰退時の態度を評する場面でも使われる。例文
- 会社を辞めることになっても、取引先への挨拶を欠かさない彼を見て、人は落ち目が大事だと思った。
- 人気が落ちた時に横柄になるか謙虚でいられるかで評価は変わる。まさに人は落ち目が大事だ。
- 事業に失敗した今こそ、約束を守り続けよう。人は落ち目が大事というではないか。
- 彼女は成績が下がっても努力をやめず、周囲への感謝も忘れなかった。人は落ち目が大事だと教えられる。
- 権勢を失った途端に部下を責めるようではいけない。人は落ち目が大事なのだから、最後まで品位を保つべきだ。
類義語
- 苦しい時こそ人の値打ちがわかる
- 逆境に真価が現れる
- 艱難汝を玉にす
- 士は窮すれども義を失わず