人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し
読み方
ひと の いっしょう は おもに を おうて とおき みち を ゆく が ごとし意味
人の一生は、重い荷物を背負って長い道を歩くように、苦労や責任を伴う長い歩みであるという意味。だからこそ、焦らず、忍耐強く、着実に進むことが大切だという戒めを表す。由来
徳川家康の遺訓として伝えられる「東照公御遺訓」の冒頭句。家康の没年である元和2年(1616年)の教えとされるが、実際の成立時期や作者には疑問もあり、江戸時代に後世の教訓として整えられた可能性が高い。正確な成立年は不明。備考
格言・教訓として用いられ、やや古風で改まった響きがある。全文は「急ぐべからず」などに続くため、忍耐や慎重さを説く文脈で使われる。例文
- 新しい仕事で失敗が続いても、人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、焦らず経験を積めばいい。
- 父は受験に落ち込む私に、人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如しと言って励ましてくれた。
- 会社経営は一朝一夕にはいかない。まさに人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如しだ。
- 介護と仕事の両立は大変だが、人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如しと思い、今日できることを続けている。
- 若いうちに結果を急ぎすぎる必要はない。人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如しで、長い目で努力すればよい。
類義語
- 急がば回れ
- 焦りは禁物
- 忍耐は苦しけれどもその実は甘し
- 千里の道も一歩から
- 艱難汝を玉にす
対義語
- 急いては事を仕損じるの対義としての「急がば回れ」に明確な対句は少ない
- 後先を考えずに急ぐ
- 刹那主義