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亭主三杯客一杯

読み方

ていしゅ さんばい きゃく いっぱい

意味

もてなす側の亭主は自分の家や店なので遠慮なく酒を三杯も飲むが、客は気兼ねして一杯しか飲めない、ということ。立場の違いから、客は遠慮しがちで主人は気楽に振る舞いがちだというたとえ。客を気遣って十分にもてなせ、という含みでも使われる。

由来

酒席で、家や店の主人が三杯飲む間に客は遠慮して一杯しか飲まないという観察から生まれた俗諺。口承的な言い回しで、成立年・初出文献は不明。近世、特に江戸時代ごろのもてなしや酒宴の習俗を背景に広まったと考えられるが、正確な年代は特定されていない。

備考

現在は日常会話ではやや古風。酒席・宴会の文脈で使うことが多く、主人が飲みすぎる様子をからかう場合もある。「亭主」は夫ではなく主催者・家の主人の意。

例文

  • 亭主三杯客一杯というから、招く側の私たちばかり飲まず、お客様にきちんと勧めよう。
  • 彼の家の飲み会は、いつも亭主三杯客一杯で、客の方が遠慮してしまう。
  • 初対面の相手はなかなか箸を伸ばさない。亭主三杯客一杯だと思って、こちらから声をかけた。
  • 店主が楽しそうに飲んでいるのに客の杯は空のままで、まさに亭主三杯客一杯だった。
  • 亭主三杯客一杯にならないよう、料理も酒も客の分を先に用意した。

類義語

  • 客一杯亭主三杯
  • 主人三杯客一杯

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