京の夢大阪の夢
読み方
きょう の ゆめ おおさか の ゆめ意味
人はそれぞれ、自分の立場・土地柄・好みに応じて違った夢や望みを抱くものだということ。転じて、夢や願望は人によってさまざまで、現実性や方向が一定しないことをいう。由来
正確な初出は未詳。京都と大坂が上方の二大都市として栄えた近世、特に江戸時代(17〜19世紀ごろ)の上方の俗諺として広まったと考えられる。公家・文化の町とされた京、商業都市の大坂を並べ、土地柄や人によって見る夢・望みが異なることを表したもの。備考
「大坂」と書く形もある。現代の日常会話ではあまり一般的でなく、古風・教養的な表現。京都と大阪を対比する上方文化の背景がある。例文
- 同じ会社に入っても、彼は出世を望み、私は自由な働き方を望む。まさに京の夢大阪の夢だ。
- 町おこしの会議では、観光地にしたい人もいれば、静かな暮らしを守りたい人もいて、京の夢大阪の夢という感じだった。
- 親は安定した職を願い、子どもは海外で挑戦したいと言う。京の夢大阪の夢で、簡単には話がまとまらない。
- 同じ店を開く計画でも、兄は高級路線、弟は庶民的な店を思い描いている。京の夢大阪の夢だね。
- 将来の理想を語り合うと、都会暮らしを夢見る人も田舎暮らしを夢見る人もいて、京の夢大阪の夢だと思った。
類義語
- 人それぞれ
- 十人十色
- 蓼食う虫も好き好き
- 夢は五臓の煩い
- 同床異夢
対義語
- 正夢
- 同床同夢