京に田舎あり
読み方
きょう に いなか あり意味
都のように栄え、洗練されていると思われる場所にも、田舎めいた所や不便な所、世慣れない人はいるということ。転じて、名声や外見だけで全体を判断してはいけない、どんな場所や集団にも例外や未熟な部分があるという戒め。由来
「京」は古くは都、特に平安京以後の京都を指す。文化・政治の中心である京にも、周辺部や路地裏には田舎のような場所や素朴な人々がある、という観察から生まれた諺。正確な初出年は不明だが、近世、少なくとも江戸時代ごろには広まっていたと考えられる。備考
人や地域を見下す響きが出やすい表現。現代では批判・皮肉として使われることが多く、相手や土地を直接評する場面では注意が必要。例文
- 有名大学だから全員が優秀だと思っていたが、京に田舎ありで、基礎から教え直す必要のある学生もいる。
- 大都市の中心部にある会社なのに、紙の書類ばかりで驚いた。まさに京に田舎ありだ。
- 一流ホテルでも対応の悪い従業員はいる。京に田舎ありということを忘れてはいけない。
- 最新技術で有名な業界にも古い慣習が残っていて、京に田舎ありだと感じた。
- 東京なら何でも便利だと思っていたが、駅から遠い地域では買い物にも苦労する。京に田舎ありとはこのことだ。
類義語
- 京にも田舎あり
- 都に田舎あり
- 花の都にも田舎あり
対義語
- 所変われば品変わる