井戸を掘るなら水の出るまで
読み方
いど を ほる なら みず の でる まで意味
物事を始めたからには、途中であきらめず、成果が現れるまで粘り強く続けるべきだという教え。井戸は水が出るまで掘らなければ意味がないことから、努力を中途半端に終えず、目的達成までやり抜けという意味で使う。由来
井戸は地下の水脈に届くまで掘り続けて初めて水を得られ、途中でやめれば労力が無駄になるという井戸掘りの経験に由来する。特定の文献上の初出・成立年は不詳。井戸が生活用水の中心だった近世以前の生活感覚を背景に、近代以降も教訓的表現として用いられてきたと考えられる。備考
「水の出るまで」の後に「掘れ」を補って理解する。努力の継続を勧める表現だが、見込みのない計画を漫然と続ける口実にしない注意もある。例文
- 新規事業はまだ利益が出ていないが、井戸を掘るなら水の出るまでだ。改善を続けよう。
- 英語の発音練習はすぐに成果が見えないけれど、井戸を掘るなら水の出るまでと思って毎日続けている。
- 研究は失敗続きだったが、先生に「井戸を掘るなら水の出るまでだ」と励まされた。
- 資格試験に二度落ちても、井戸を掘るなら水の出るまでの精神で来年も挑戦する。
- 顧客の声を集める地道な作業こそ、井戸を掘るなら水の出るまでで、最後に商品改善につながる。
類義語
- 石の上にも三年
- 雨垂れ石を穿つ
- 継続は力なり
- 水滴石を穿つ
- 初志貫徹
- 念力岩をも通す
対義語
- 三日坊主
- 中途半端
- 竜頭蛇尾
- 諦めが肝心
- 見切り千両