二度聞いて一度物言え
読み方
にど きいて いちど ものいえ意味
人の話は一度で分かったつもりにならず、よく聞いて確かめてから、慎重に発言せよという戒め。話すことより聞くことを重んじ、軽率な発言・早合点・誤解による失敗を避けるべきだという意味。由来
特定の故事や古典に由来するというより、「二度聞く」と「一度言う」という回数の対比で、聞くことを話すことより重視せよと教える日本の教訓的な言い回し。成立時期・初出年は不明。古くから口承の処世訓として用いられてきたと考えられる。備考
古風な命令形を含むため、やや教訓的・説教調に響く。目上の人へ直接言うのは避け、自戒や助言として用いるのが無難。例文
- 会議で反論したくなったが、二度聞いて一度物言えと思い、相手の説明を最後まで聞いた。
- 新人には、分からないことを確認してから報告するように「二度聞いて一度物言え」と教えている。
- 噂を聞いただけで人を責めるのは危ない。二度聞いて一度物言えだ。
- 子どもが大人の話にすぐ口を挟むので、祖母は「二度聞いて一度物言え」とたしなめた。
- 交渉では自分の主張を急ぐより、相手の意図を丁寧に聞き取ることが大切で、まさに二度聞いて一度物言えである。
類義語
- 口は災いの元
- 口は災いの門
- 舌は禍の根
- 一言既に出ずれば駟馬も追い難し
- 沈黙は金
対義語
- 聞く耳を持たない
- 早合点する
- 軽率に口を出す
- 口に任せて言う