事実は小説よりも奇なり
読み方
じじつ は しょうせつ よりも き なり意味
現実に起こる出来事には、作家が作り出す小説よりも意外で不思議なものがある、という意味。信じがたい偶然、奇妙な事件、思いもよらない人生の展開など、作り話のように感じられる実話を評して使う。由来
英語のことわざ “Truth is stranger than fiction.” の訳として定着した表現。一般に、イギリスの詩人バイロンの長編風刺詩『ドン・ジュアン』第14歌(1823年ごろ刊行)にある “Truth is always strange; stranger than fiction.” に由来するとされる。日本では明治期以降、西洋文学・英語表現の紹介を通じて広まったと考えられる。備考
文語調の「奇なり」を含むため、会話より文章・評論・感想でやや改まって使われる。単に「現実は厳しい」という意味ではない。例文
- 三十年前に生き別れた兄弟が同じ会社で働いていたなんて、まさに「事実は小説よりも奇なり」だ。
- あの事件の真相を知って、「事実は小説よりも奇なり」という言葉を思い出した。
- 祖母の戦時中の体験談は、作り話のように劇的で、事実は小説よりも奇なりと感じさせるものだった。
- 偶然乗った列車で未来の共同創業者に出会ったとは、事実は小説よりも奇なりである。
- 新聞で読んだ奇跡的な救出劇には、事実は小説よりも奇なりというほかなかった。
類義語
- 事実は小説より奇なり
- 真実は小説より奇なり
- 現実は小説よりも奇なり
- 現実は小説より奇なり