乞食を三日すればやめられぬ
読み方
こじき を みっか すれば やめられぬ意味
いったん楽をして暮らしたり、苦労せずに利益を得る味を覚えたりすると、その生活や習慣から抜け出しにくくなるという意味。特に、安易な方法や怠惰な習慣に慣れることへの戒めとして使う。由来
成立年・初出は不詳。近世、特に江戸時代(17〜19世紀ごろ)に広まった俗諺とされる。「三日」は短期間のたとえで、物乞いを少し続けるだけで、働かずに得る生活に慣れてやめにくくなる、という発想から生まれた。備考
「乞食」は現代では差別的・侮蔑的に受け取られやすい語。ことわざとして引用する場合も、人を直接非難する文脈では避け、「物乞い」などに言い換える配慮が望ましい。例文
- 楽な副業で簡単に稼げると知ってから本業に身が入らず、まさに「乞食を三日すればやめられぬ」だ。
- 長い休みで昼まで寝る生活に慣れてしまい、「乞食を三日すればやめられぬ」とはよく言ったものだと思った。
- 補助金だけに頼る経営は、「乞食を三日すればやめられぬ」にならないよう、自立の計画も必要だ。
- 先輩は、不正な近道で成果を出すことについて、「乞食を三日すればやめられぬ」と言って強く戒めた。
- 便利なサービスに頼りすぎると自分で工夫しなくなるので、「乞食を三日すればやめられぬ」の教訓を思い出したい。
類義語
- 物乞いは三日すればやめられぬ
- 乞食を三日すれば忘れられぬ
- 乞食の味は忘れられぬ
- 習慣は第二の天性
- 習い性となる
対義語
- 働かざる者食うべからず
- 石の上にも三年
- 勤勉は成功の母