乞食にも三つの理屈
読み方
こじき にも みっつ の りくつ意味
物乞いをする人でさえ、三つくらいは自分なりの言い分や理由を持っているものだ、という意。転じて、どんな人や非のある立場の者にも何らかの理屈・弁解はある、また理屈は誰でも付けられる、ということ。由来
成立時期・初出年は不詳。物乞いをする人にも施しを求める口上や身の上話などの言い分がある、という古い生活観察から生まれたとされる。「三つ」は必ずしも具体的な三個ではなく、「いくつか」「それなりにある」ことを示す数の表現。口承的に広まったことわざで、確かな成立年代は不明。備考
「乞食」は現代では差別的・侮蔑的に受け取られやすい語。引用や学習目的以外では、「誰にも言い分がある」などと言い換えるのが無難。例文
- 彼の弁明は納得しがたいが、乞食にも三つの理屈、まずは最後まで聞いてみよう。
- 予算を増やしたい部署にはそれぞれ事情があり、乞食にも三つの理屈だと感じた。
- 期限を破った彼にも家庭の事情があったらしい。乞食にも三つの理屈で、事情確認は必要だ。
- 迷惑行為をした側にも言い分はあるだろうが、乞食にも三つの理屈で、正当化できるとは限らない。
- 会議では、乞食にも三つの理屈と言わんばかりに、各担当者が自分の都合を並べた。
類義語
- 盗人にも三分の理
- 理屈と膏薬はどこへでも付く
- 物は言いよう
- 言い訳はいくらでも立つ
対義語
- 弁解の余地がない
- 一理もない
- 問答無用