下手の手習い
読み方
へた の てならい意味
下手な人が、上達をめざして習い事や稽古をすること。また、年を取ってから新しい芸事や学問を習い始めることをいう。多くは自分の趣味や学習をへりくだって言う表現。由来
「手習い」は本来、筆で文字を書く練習、すなわち習字を意味する語。文字や芸事を稽古すること一般にも広がり、技量の未熟な者が習う姿を指す言い回しになった。成立年は不明だが、「手習い」の語は平安時代から見られ、ことわざとしては近世以降に広く用いられたと考えられる。備考
自分について謙遜して使うことが多い。他人に使うと「下手」と決めつける失礼な言い方になりやすいので注意。例文
- 退職後にピアノを始めた父は、「下手の手習いだよ」と笑いながら毎日練習している。
- 下手の手習いで俳句教室に通い始めたが、季語を考えるのが意外に楽しい。
- 私の絵など下手の手習いにすぎませんが、展覧会に出せてうれしいです。
- 祖母は七十歳を過ぎてから英会話を学び始め、まさに下手の手習いを楽しんでいる。
- 下手の手習いだからと遠慮せず、まずは茶道の体験教室に参加してみよう。
類義語
- 六十の手習い
- 下手の横好き
- 老いの学問