上戸に餅下戸に酒
読み方
じょうご に もち げこ に さけ意味
相手の好み・能力・必要に合わないものを与えたり、物事の配分や取り合わせが逆になったりして、役に立たないことのたとえ。酒好きには餅、酒を飲めない人には酒というように、与える相手を取り違えている状態をいう。由来
「上戸」は酒をよく飲む人、「下戸」は酒を飲めない人。酒飲みに餅を、飲めない人に酒を与えるという逆の取り合わせから、相手に合わない配分のたとえになった。ことわざとしての初出年・成立年代は不明で、近世、特に江戸時代頃からの俗諺とみられる。備考
贈り物・人員配置・予算配分などの不適合を批判する時に使う。現代ではやや古風で、「上戸」「下戸」の意味を知らない相手には伝わりにくい。例文
- 酒好きの父に甘い和菓子を贈り、酒を飲めない母に高級ワインを渡すとは、まさに上戸に餅下戸に酒だ。
- プログラミングが得意な社員に受付を任せ、話上手な社員を資料整理に回すなんて、上戸に餅下戸に酒というものだ。
- 子どもに難解な専門書を配り、研究者に入門パンフレットを渡すのは、上戸に餅下戸に酒ではないか。
- そのプレゼント交換は相手の好みをまったく考えておらず、上戸に餅下戸に酒になってしまった。
- 人手が足りない部署には予算を付けず、余裕のある部署ばかり増額するのは、上戸に餅下戸に酒だ。
類義語
- 猫に小判
- 豚に真珠
- 見当違い
- 的外れ
- 宝の持ち腐れ
対義語
- 適材適所
- 餅は餅屋
- 所を得る