三里四方の野菜を食え
読み方
さんりしほう の やさい を くえ意味
自分の住む土地から三里(約12km)四方で採れた、旬の新鮮な野菜を食べるのが体によいという教え。土地の気候や水で育った食べ物は、その地域で暮らす人に合うという考えを表し、地元の食材を大切にせよという意味で使われる。由来
正確な初出・成立年は不明。日本の農村で古くから伝わる食養生の言い伝えとされ、江戸時代~明治期のように長距離輸送や冷蔵保存が限られていた時代の生活経験が背景にあると考えられる。「里」は旧距離単位で一里約3.9km、三里は約12km。身近な土地で採れた旬の野菜は新鮮で体に合う、という発想に由来する。備考
現代では「地産地消」「身土不二」に近い文脈で使われる。命令形「食え」は古風で強い響きがあるため、会話では「食べろ」「食べよう」と言い換えることも多い。例文
- 祖母は「三里四方の野菜を食え」と言って、毎朝、近所の農家が出す産直野菜を買っている。
- 地産地消を掲げるこのレストランの献立は、まさに「三里四方の野菜を食え」の考え方に合っている。
- 体調を崩しがちな季節なので、「三里四方の野菜を食え」を思い出し、旬の根菜を多めに料理した。
- 食育の授業では、「三里四方の野菜を食え」ということわざを通して、地域の農業について学んだ。
- 遠くの珍しい食材も楽しいが、普段の食卓は「三里四方の野菜を食え」の精神で整えたい。
類義語
- 身土不二
- 地産地消
- 旬産旬消
- 四里四方に病なし
- 医食同源