三十にして立つ
読み方
さんじゅう にして たつ意味
人は三十歳ごろになると、学問・仕事・人格などの基礎が定まり、自分の信念や進むべき道を確立して自立するという意味。単に経済的に独立するだけでなく、社会人としての見識や責任を持つ段階に達することをいう。由来
中国古典『論語』為政篇の「吾十有五而志于学、三十而立」に由来する。孔子が自分の人生を振り返り、三十歳で学問や人格の基盤が確立したと述べた言葉。孔子は春秋時代の人だが、『論語』は弟子たちにより戦国時代ごろ、紀元前5〜前4世紀ごろに編まれたとされ、正確な成立年は不明。備考
『四十にして惑わず』などと並ぶ孔子の年齢観。現代では三十歳で必ず完成すべきというより、人生の節目や自立の目標として使われる。例文
- 三十にして立つと言うが、三十歳を迎えてようやく自分の仕事の軸が見えてきた。
- 彼は三十にして立つの言葉どおり、三十歳で独立して自分の店を開いた。
- 孔子の三十にして立つという言葉を胸に、私は二十代のうちに基礎を固めようとしている。
- 三十にして立つとはいっても、現代では三十歳で迷っている人も珍しくない。
- 兄は転職を重ねたが、三十にして立つというように、今では専門分野を定めて活躍している。
類義語
- 三十而立
- 而立
- 而立の年
- 三十にして自立す
対義語
- 大器晩成
- 遅咲き