一日暖めて十日冷やす
読み方
いちにち あたためて とおか ひやす意味
物事を少しの間だけ大切にしたり努力したりしても、その後長く怠ったり悪い条件に置いたりすれば成果は上がらず、せっかくの効果も失われるというたとえ。継続しない努力や気まぐれな指導・養成を戒める言葉。由来
中国戦国時代の思想書『孟子』告子上(前4〜前3世紀ごろ成立)の「一日暴之、十日寒之、未有能生者也」に基づく。育ちやすい植物でも一日だけ日に当て、十日寒さにさらせば育たない、という比喩が漢籍訓読を通じて日本に入り、「一日暖めて十日冷やす」と表現された。日本でこの形が定着した正確な時期は未詳。備考
「一曝十寒」を和語化した表現で、「温めて」とも書く。日常会話ではやや硬く、学習・教育・仕事などで継続の大切さを説く時に使う。例文
- 英語の勉強も、週末だけ頑張って平日は何もしなければ、一日暖めて十日冷やすになってしまう。
- 新人を一度丁寧に教えても、その後放っておくのでは一日暖めて十日冷やすだ。
- せっかく体調を整えたのに夜更かしを続けたら、一日暖めて十日冷やすで元に戻るよ。
- 庭の苗は水やりを一日だけしても、あとは乾かしたままなら一日暖めて十日冷やすだ。
- 部下を褒めた翌日に何日も厳しく当たり続けるのは、一日暖めて十日冷やすような指導だ。
類義語
- 一曝十寒
- 一暴十寒
- 一日温めて十日冷やす
- 三日坊主
対義語
- 継続は力なり
- 雨垂れ石を穿つ
- 石の上にも三年
- 塵も積もれば山となる