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一宿一飯の恩

読み方

いっしゅく いっぱん の おん

意味

たった一晩泊めてもらい、一度食事を恵んでもらっただけの小さな親切でも、それを大きな恩として忘れてはならないという意味。受けた世話や助けに対する深い感謝、またその恩に報いようとする義理を表す。

由来

「一宿」は一晩泊まること、「一飯」は一度の食事のこと。旅人や渡世人が宿や食事を受けた相手に強い義理を感じるという考えから広まった語。成立の正確な年代は不明だが、江戸時代の旅や任侠の風俗を背景に用いられ、明治以降の任侠物などでも定着した。

備考

任侠・時代劇の文脈で使われることが多く、やや古風で義理堅い響きがある。日常会話では少し大げさに聞こえる場合もある。

例文

  • 学生時代に助けてくれた先生には、一宿一飯の恩を感じている。
  • 一宿一飯の恩があるから、彼が困っているなら放っておけない。
  • 昔泊めてもらっただけとはいえ、一宿一飯の恩を忘れるわけにはいかない。
  • 祖父は、一宿一飯の恩でも必ず返すのが人の道だと言っていた。
  • 彼女は見知らぬ土地で世話になった家族に、一宿一飯の恩を報いようと毎年贈り物をしている。

類義語

  • 一飯の恩
  • 一飯千金
  • 恩義
  • 恩に着る
  • 受けた恩は忘れない

対義語

  • 恩を仇で返す
  • 恩知らず
  • 忘恩
  • 仇をなす

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