一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う
読み方
いっぴき の うま が くるえば せんびき の うま も くるう意味
群れの中で一匹の馬が狂って走り出すと、他の多くの馬もつられて狂うように、一人の行動・過ち・動揺が周囲に伝染し、大勢に悪影響を及ぼすことのたとえ。集団心理や軽率な追随への戒めとして使う。由来
正確な初出・成立年代は不明(年代不詳)。馬が群れで行動し、一匹が暴れたり走り出したりすると他の馬も連鎖的に動揺するという観察に基づくたとえ。古くからの東アジア的な群集・追随の比喩と関係すると考えられるが、特定の典拠は確定していない。備考
多くは悪影響や混乱の連鎖に使い、良い影響が広がる場合にはあまり用いない。「一馬狂えば千馬も狂う」とも言う。例文
- 「一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う」で、リーダーの不正は組織全体の倫理観を一気に崩してしまう。
- SNSで一人が根拠のない噂を流すと、何百人も信じて拡散する。まさに一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂うだ。
- 彼の遅刻を注意せずに放っておいたら、新人まで時間を守らなくなった。一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂うというものだ。
- 教室で最初のいたずらを見逃したため、次々と生徒が騒ぎ始めた。先生は一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂うと反省した。
- 市場では一社の無謀な値下げに他社も追随し、業界全体が苦しくなることがある。一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂うの例だ。
類義語
- 付和雷同
- 右へ倣え
- 尻馬に乗る
- 一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ
- 一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝う
- 朱に交われば赤くなる
対義語
- 和して同ぜず
- 独立独歩
- 自主独立
- 人は人、我は我