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一の裏は六

読み方

いち の うら は ろく

意味

サイコロで最小の目である一の反対側には最大の六があることから、悪いことの裏には良いことがあり、幸不幸は表裏一体で思いがけず入れ替わるものだ、という意味。物事は一面だけで判断できないという戒めにも使う。

由来

サイコロの向かい合う面は合計七になるよう作られ、一の面の裏側には六の面があることに由来する。最小と最大が表裏にあることから、幸不幸や損得の近さをたとえた。成句としての成立年は不詳だが、双六・賭博が広まった中世末から江戸時代ごろに定着したと考えられる。

備考

サイコロの構造を前提にした、やや古風な言い回し。日常会話では「人間万事塞翁が馬」などの方が通じやすい場合もある。

例文

  • 受験に落ちて落ち込んだが、別の学校で良い先生に出会えた。一の裏は六だと思う。
  • 大口の取引を失った直後に、さらに条件の良い契約が決まり、一の裏は六を実感した。
  • 左遷だと嘆いていた赴任先で大きな成果を出せたのだから、一の裏は六というものだ。
  • けがで大会に出られなかったが、その休養中に将来を考え直せた。一の裏は六だった。
  • 今は失敗に見えても、そこから得るものがあるかもしれない。一の裏は六と思って前を向こう。

類義語

  • 禍福は糾える縄の如し
  • 人間万事塞翁が馬
  • 沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり
  • 楽あれば苦あり
  • 捨てる神あれば拾う神あり

対義語

  • 泣きっ面に蜂
  • 弱り目に祟り目
  • 踏んだり蹴ったり

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