ミイラ取りがミイラになる
読み方
みいらとり が みいら に なる意味
人を連れ戻したり、止めたり、説得したりしようとして出かけた者が、逆にその相手と同じ立場・状態になってしまうこと。目的を忘れて相手側に引き込まれる場合や、相手を救うつもりが自分も巻き込まれる場合にいう。由来
「ミイラ」はポルトガル語 mirra(没薬)に由来するとされ、江戸時代には「木乃伊」と書かれ、薬種や珍品として知られていた。ミイラを取りに行った者が砂漠などで倒れ、自分もミイラになってしまうという想像上の話から生まれた比喩表現とされる。成立年代は不詳だが、日本では江戸時代以降に広まったと考えられる。備考
相手を連れ戻す・諭す場面だけでなく、誘惑や集団に流される場面にも使う。口語でも文章でも一般的。相手を軽くからかう響きが出ることがある。例文
- 弟を勉強に戻すために部屋へ行った兄までゲームに夢中になり、ミイラ取りがミイラになってしまった。
- 友人を飲み会から連れ戻すはずが、自分も朝まで飲んでしまい、まさにミイラ取りがミイラになる結果だった。
- 詐欺の手口を調べに行った記者が相手の話を信じ込むとは、ミイラ取りがミイラになるとはこのことだ。
- 新人を注意しに行った上司が一緒に雑談を始めて、完全にミイラ取りがミイラになっていた。
- 依存症の相談に乗る側も、距離を誤るとミイラ取りがミイラになる危険がある。
類義語
- 木乃伊取りが木乃伊になる
- 朱に交われば赤くなる
- 本末転倒
- 巻き込まれる
- 相手に感化される
対義語
- 初志貫徹
- 首尾一貫
- 我が道を行く